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        チーム紹介とレースレポートです!    
レポートを頼んだのは甲チーム最年長! 永易氏だ!   昨年DE耐にてレースデビュー
以来、仕事=DE耐の為に変わってしまったダメ夫!       素敵すぎます!   

昨年26位と不本意な結果に終わったプロップマンAチーム、またの名を甲、またの名ををチームエリック!

去年とは違います!  今年は本気です。      いやまじで。

XRのまんまだった去年のマシンに大幅な変更を加えました。
オイルクーラー!ボアアップ!フルカウル!さらにプロップマンカラーに塗装!その他もろもろ!もてぎのパドックで見るとGP125のマシンかと思いますよ(遠くから見れば)。


ここで甲のスペシャルXR100 エリック号!  のマシン紹介です








                             フロント 回り、 NS50F 一式
      
                             Rホイール  NS50F 

                           バックステップ プロップマンオリジナル

                          カウリング   RS125  

                           タンク    RS125改   アルミタンク

                           エンジン  115CC 

                          シリンダーヘッド  タケガワ  プロップマン改

                          ピストン   タケガワ  

                          クランク  STD  プロップマン秘密仕様

                          カムチェーン   DIDメッキ

                          ミッション  STD  プロップマン秘密仕様

                          インマニ  プロップマンショートタイプ

                          キャブレター   STD   

                          カムシャフト  タケガワ  プロップマン 改

                         タイヤ ダンロップ TT900

                          チェーン DID  丸秘

                          スプロケット   丸秘

                          プラグ    NGK イリジウムプラグ 9番

                          マフラー    プロップマンオリジナル

                          電気   ちょっと改

                          ハンドル   ハリケーン

                          バックステップ  プロップマンオリジナル


                          その他  もろもろ



どんよりと肌寒い5月2日、ついに雪辱の日はやってきました。

前々日の予選では見事ドラゴンが見事な手さばきで11番手をゲット!(クジ引き)
乙チームは仲良く15番手、第一の敵、プロップマン丙は54位だ!わはは〜ざまあみろ。
今年は丙のスタートライダーをつとめる石井社長!「大丈夫、一周目で追いついてやる」と目をぎらぎらさせてます。

そこで間髪を入れず、オフィシャルに質問だ・・・
石井:  「あの〜、スタートって何台ずつですか?」
もてぎ: 「50台ずつ、間隔をおいてスタートします」


・・・ってことは石井さん、第二スタートですよ!


「まじかよ〜〜〜くそ」と悔しがる丙ちーむでありました。むっふっふ!

一回目の給油やらブリーフィングやらをやって、もうさっそく義務周回2周のウォームアップだ。
担当は三浦君です。つなぎ新調してます。しかも銀色ですよ。光ってまぶしいし
めちゃめちゃ燃費走行でお願いしますよ!なにせ、ガソリン貴重だからね。
三浦:  「おっけ、わかりました!」   ブブブブブブブゥ〜っと出ていった。
やあはじまったねえ、ついに。ピットは盛り上がってきたよ!
メカやヘルパーの役割分担の打ち合わせをやって、よ〜〜し、やったるぜ!
っていうところで三浦君帰ってきました。

三浦:  「あの〜コントロールラインは1回通過したんだけど、もう1周ですかね?」
永易:  「2周って言ってたから、そうなんじゃない?」
三浦:  「はい、わかりました」  ブブブブブゥ 

するとそこへ通りがかったオフィシャル氏、「いいえ違います。ピットインした周もカウントします」
えっ!三浦君行っちゃったよ。ガソリン無駄に使ってるよ!いい加減ですね〜〜。
天気は相変わらず曇ってますが、なんとなくもちそうですね。


さあてスタートライダーは最軽量の内池竜太(ドラゴン)。体重52キロ。女の子並み!
そのドラゴン、今日に限ってメットは新品、ツナギは三浦君のおさがり着てるじゃん!
密かにこれほどの気合いを入れていたとは驚きですな。

燃費がきついのでまずは3分フラットで走れ!という監督の命令に

「えっ、まじっすか!」と不服そうでしたが、なにはともあれあなたがスタートするんですから、
名誉なことですよ。我慢しなさい!

スタート時刻直前だ! 緊張の瞬間! 
遂にフラッグが振られて、スタートだ!ライダーがドドッとマシンに駆け寄る!!


とその時!       誰かが転倒!

バイクに乗る前から転倒している珍しい現象だが、一体どこのどいつだろう、と言っていたら、

なんと乙の大輔君じゃありませんか!!わはは!!
とにかく、バ〜〜ッとスタートしていきます
と言っても、前から50台だけね。丙さん、お先〜〜!


オープニングラップは8番手ぐらいですね、ドラゴン君、キレて飛ばさないようにね




3分3秒、5秒、6秒・・・・・・・・・・


ふむ。きっちり仕事してますね。順位もそれほど落ちてませんよ。
ストレートで開けないぶん、コーナーでスピード稼いでるんですな

次は何秒かな。え、帰って来ない???もう3分30秒経ってるよ。どうしてですかっ!


すると給油隊から緊急連絡だ!!!



「73番、スロットル閉じない!給油したらピット入ります!」
ええっ。まだ6周目っすよ。いきなりトラブルですか


「いや、5コーナーでこけたみたい・・・・」

ええええっ!ド、ドラゴン君やってくれるよ・・・・(涙) 速いのはタイムだけかと思ってた 笑

給油が終わったドラゴン、ピットに帰ってきた!



今年はメカ専任の兼松っちゃんがマシンに駆け寄る!
昨年を彷彿とさせる兼松っちゃんの活躍だ。

兼松:  「このワイヤだめ!どっかから借りてこい!!」
上野:  「おっけ!」  上野君が走ります

鈴田君が砂を噛んだキャブをジャブジャブ。洗います
ワイヤは隣のピットに借りてきた。ありがとうありがとう!

そこでレイニー監督 :  「これでガソリンはたっぷりある。1時間走り続けろ!」

そこで第二ライダーの永易いわく
永易:        「オヤジだからムリ!余ったガスは最後までとっとこう!」
レイニー監督 :  「むぅ、まあいっか、それでいこう!」

すると兼松工場長が素速い作業で

兼松:  「よし、ワイヤおっけ!キャブは!」
鈴田君キャブ取り付けてます。

鈴田 : 「はい、よし、いけ!」



このラップ、給油も含めて23分もかかっちゃった! 順位は100位より下だよ。まあがんばりますよ〜!

 

コースに出てみると、いやあ、バイクがいっぱいいますね。イエローフラッグがいっぱい出てますよ。
今年からイエローカード方式が導入されたから、ルールはちゃんと守ろうね。
それにしても、去年と違って涼しいから、オヤジ的にはうれしいですなあ。

などと感慨にふけっていたら、気が付きました。



「このマシン、なんだかめちゃ速くねえか!?」

裏のストレートでゴボウ抜きですよ。90°が怖いっちゅうの!!  54秒、56秒、53秒。ふむ、まあまあじゃんね
それにしても乗りやすくなりましたね〜。すんごい曲がりますよ
なんか調子でてきちゃったかも、プロップマン甲!きっちり17周で給油だ。

タンクを開けるとチャポチャポとかなりの残量だ


よし、燃費もまずまずですよ。順位は60位を上回ってきました

次は第三ライダー、ニューツナギの三浦君!               

順調に周回を重ねています。50秒、50秒、49秒!
40位を切ってきましたよ!

第4ライダーの鈴田君に代わるころには23位です!!!
二時間半で100台以上抜きましたよ。イケイケムードになってきました!!
もうすぐ電光掲示板にゼッケンナンバーが表示(19位以上)される!!

鈴田君も怒涛の走りです。50秒を連発してます!



ノートラブルで、遂に電光掲示板に「73」の文字!    よっしゃ!19位!!!!
 

ドラゴンが再びツナギを着て、リベンジに燃えてます。
「ドラゴン、絶対転ばないでね」と懇願するチームメイト 涙
それを聞いてドラゴン、


「え、でもまじでいきますよ、全開で。」   にこやかです。

「はいはいわかったよ、がんばってね!」(でも転けんじゃねぇぞ・・・笑)

鈴田君給油!残量は依然としてチャポチャポだ。燃費も大丈夫!

現在14位!ドラゴンいってらっしゃ〜〜い!


するとドラゴン、いきなり46秒台 を連発!

ストレートの伏せっぷりが見事です。お願いだからこけないでね・・・。


みんなの心配をよそに2分45秒のチームベストをマーク!

この混み合った中でよくそんなことしますね、キミ。



17周で給油!ピットインだ。ガソリンは相変わらず余ってる

レイニー監督はここで大胆な策を提案

レイニー: 「現在トップから4周遅れだ。ここはギャンブルに出て、第二ライダーの永易さんが最後まで無給油で行く!
        止まらなければ優勝だ!止まったら、知らない・・・・」

なんて大胆なんだ!!それにあと2時間。永易オヤジがそんなに長いこと走れるのか?




「むり」     涙


それにいくらなんでもそんなにガスが残ってるのか。

レイニー :  「残ってないかも。」 おーい

というわけでもう一回給油することにしました

現在10位!うわあ、責任重大ですよ。トップ10じゃないですか!
というわけでオヤジ永易、ピットサインよりも電光掲示板を気にしながら走りました
帰ってくるたびに、チェックします。  10位、10位、10位、9位!

マシンは以前として絶好調!それってすごいよね。プロップマンありがとう!



最後の給油をしてピットイン!  チェッカーライダーは三浦君です。

レースはあと1時間6分、ここで燃費のきついチームが上位に出てくるとわれわれにもチャンスはあります!
案の定、極端にスロー走行しているマシンや、ピット前でエンジンを止めてるマシンがポツポツ出てきました。

三浦君は相変わらず激走!50秒前後で安定して走ってます
最初に6周でピットインしたから、たくさ〜〜〜ん走ります。びみょ〜にオヤジな三浦君、体力がもつのか!!
50秒、50秒、51秒、50秒!


すると、3位を走行していたチームがストレートでスロー走行しているじゃありませんか!
三浦君はその1分ほ30秒ほど後方で、しかも1ラップ少ないんです。
もしこの3位のマシンを抜いて、同一周回に持ち込めれば、表彰台かも!

でも残り10分だよ。ラップタイム差は約30秒、その差はみるみる縮まっているが、果たして間に合うか!
いけいけ三浦!飛ばせ!

全員サイン場に出て応援します。抜け〜〜〜〜!!!!

石井社長 : 「なんかシゲ、いつもと違ってかっこよく見えるな・・・」
石井社長がしみじみと語ります。ううむ。たしかに・・・笑

さとみちゃん: 「いつもと違ってって言うなぁ!!」  笑



そしてあと2分というところで、ついに1コーナーでパス!!!!!  よっしゃ!
あとは周回数がどうなるかですよ。DE耐は、同一周回数が同一順位ですからね、チェッカーのタイミングも微妙なんですよ



そして7時間経過!三浦君はまだ来ない!チェッカーもまだ振られない!

どっちが先だ!三浦君、最終コーナーを立ち上がってきた!伏せろ!開けろ!


チェッカーはまだだ!
よっしゃ〜〜、もう一周だ!

そしてトップのマシンが現れた。チェッカーがうち振られる!
トップとわれわれの間にあるチームはすべて、2周遅れ。ってことは俺たち3位!!

その三浦が最終を立ち上がる。みんなで拳を突き上げて迎える!!!!! やったぁぁぁ!!
三浦君は小さく手を挙げて答える。
やったぜ〜〜甲、表彰台ゲット!  そして終盤トラブルに見舞われた丙も、我慢の走りで4位!!
乙も見事完走しましたよ!!
みんなおめでとうおめでとう!!!   握手とハイタッチと抱擁の嵐だよ〜〜。いやあよかったですねえ



表彰台へ!

表彰台ではオーナーご子息で未来のGPライダー、りゅうが君がトロフィーをもらいました。りゅうが君よかったね。
シャンパンファイトもやっちゃった。


気分は最高ですな。ほんとにチームのおかげです。みんなの働きはすばらしかった!

プロップマンのスタッフ、ヘルパーのみんな、ありがとう!そしてライダーはよく走りました、おつかれさん!

来年は調子に乗っちゃって、もうちょっとだけ上の順位を狙いましょうね!



                                           ライダー紹介



    甲 第一ライダー  内池竜太


    甲 第二ライダー  永易量行


    甲 第三ライダー  三浦茂憲

   甲 第四ライダー  鈴田正義





                       




                               監督より一言


上位を目指せ! と命令しましたが、ここまでがんばってくれると思いませんでした。 
速さももちろんですが安定性が抜群に良かったです。  昨年のBチームで一番良いタイムを
出した永易さんもあくまでも初心者です。 しかしベテランライダーに遜色なく安定して 走りきりました。
今回の甲マシンには色々な事を試させて頂きましたが幸運にも当り!? が多く
それを各ライダーが120%まで引き出してくれた結果だと思います。 苦労して作ったバイクでしたが
この素晴らしい結果を頂いて疲れもふっとびました。  
ありがとう!   また来年 もう少し上があるのでそこを目指しましょう!



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